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うつほに通う、熊野で暮らす

住まい・通学・仕事・子育てのリアル

うつほの杜学園への入学をきっかけに、和歌山県田辺市やその周辺への移住を検討されるご家族が増えています。
一方で、いざ移住となると、
「どのあたりに住めばいい?」「いきなり家を買うべき?」
「学校までどうやって通う?」「親の仕事はどうする?」「下の子の保育園は?」など、
学校選びとはまた別の悩みがたくさん出てきます。
ここでは、実際に移住してきたご家庭の経験も踏まえながら、
うつほの杜学園に通う場合の「暮らしの選択肢」をご紹介します。

まずは「買う」より「借りる」から

移住する際、最初から家を購入するご家庭はそれほど多くありません。
土地勘もなく、実際の生活動線もまだ分からない中で家を買うのは、なかなか勇気がいるものです。
まずは賃貸住宅に住み、
「この地域での暮らしが自分たちに合っているか」「学校への送迎はどの程度大変か」「買い物や仕事はどこでするのか」
といったことを実際に体験してから、
家を購入するご家庭も多くあります。
移住して最初の1〜2年は、
「お試し期間」と考えて住まいを選ぶのも一つの方法です。

① 学校に近い「中辺路エリア」

学校に最も近いのは、もちろん中辺路地域です。田辺市には移住者向けの住宅もあり、河合地区の移住促進住宅などには、これまでにも学園のご家族が入居してきました。人気が高く、タイミングによっては満室になっていることもありますが、空きが出る場合もあります。また、中辺路の中心地となるのが栗栖川周辺です。行政局や郵便局、スーパーなどがあり、中辺路の中では生活利便性が比較的高い地域です。路線バスの本数も、中辺路のさらに奥の地域と比べると多く、「できるだけ学校の近くに住みたいけれど、日々の買い物なども便利にしたい」というご家庭には候補になりやすいエリアです。公営住宅などもありますが、すぐに入居できるとは限らず、修繕や空室状況によって変わります。希望する場合は早めに行政に相談することをおすすめします。

② 鮎川・上富田エリア

もう少し田辺市街地側へ下ると、鮎川や上富田町があります。山間部から少しずつ平地が広がってくるエリアで、スーパーやコンビニなども増え、生活の利便性がぐっと上がります。特に上富田町には、スクールバスの乗降ポイントとして利用しやすい場所があります。学校まで毎日自家用車で送迎するのではなく、自宅 → 車でバス停 → スクールバスで学校という通学方法を選ぶこともできます。学校から上富田周辺までのスクールバス乗車時間は、おおよそ20分程度となる場所もあり、低学年のお子さんでも比較的負担の少ない距離です。このあたりまで来るとスーパー、コンビニ、医療機関なども増えるため、日常生活はかなり便利になります。

「最初の移住先」として集合住宅もおすすめから、新しい教育の選択

移住直後は、あえて集合住宅を選ぶのもおすすめです。特に地方移住では、便利さだけを考えてぽつんと一軒家に住んでみたものの、「思った以上に人と会わない」「地域に知り合いができない」「少し孤独を感じる」ということもあります。実際、最初に団地などで暮らしたことで、同じ学校の保護者や地域の人と自然につながることができ、「心強かった」という声もあります。上富田町周辺では新築の賃貸マンションも少しずつ増えています。2LDKや3LDKなど、子育て家庭でも暮らしやすい物件が出ることがありますが、特に3LDK以上のファミリー向け賃貸は数が限られています。条件の合う物件を見つけたら、早めに問い合わせることをおすすめします。

③ 田辺市街地に住むという選択

「学校から少し離れても、生活の便利さを優先したい」というご家庭は、田辺市街地も選択肢になります。スーパー、病院、飲食店、習い事、商業施設などがそろっているため、日常生活の利便性は高くなります。滝内町や南紀の台周辺は、上富田町との境界にも近く、医療機関やスーパーなども充実しています。稲成町周辺には大型商業施設もあり、食料品から日用品、飲食店、映画館などまでそろいます。高速道路のインターチェンジにも近いため、大阪方面へ行く機会の多いご家庭にとっても便利です。

通学は「学校までの距離」だけで考えない

住む場所を考える際に大切なのが、スクールバスです。一番遠い地域から乗車すると、朝7時半頃に乗車し、帰宅が17時を過ぎる場合もあります。一方、上富田周辺のバス停からであれば、学校まで約20分程度となる場所もあります。そのため、「家から学校まで何分か」だけでなく、「家からスクールバスの乗降場所まで何分か」を考えることがとても重要です。例えば自宅から最寄りのスクールバス停に行くより、車で10〜15分ほど走って別の乗降場所まで送った方が、結果として子どもが朝ゆっくりできるケースもあります。住まい探しの際には、ぜひスクールバスのルートと合わせて考えてみてください。※スクールバスのルートや時刻、停留場所は年度によって変更になる可能性があります。

移住後、親の仕事はどうしている?


移住後、親の仕事はどうしている?

移住を考えるご家庭にとって、住まいと同じくらい大きなテーマが「仕事」です。現在の保護者には、本当にさまざまな働き方の方がいます。比較的多いのは、移住前の会社に所属したままリモートワークをするケースです。東京や大阪などの会社に所属しながら基本的には自宅で働き、月に数回だけ出社する方もいます。また、

・医療職など、これまでの専門職を地域で続ける

・前職の経験を生かして地元企業へ転職する

・オンラインの仕事と地域での仕事を組み合わせる

・二拠点生活をしながら仕事を続ける

・父親は都市部に残り、母親と子どもが先に移住する

・移住を機に起業や新しい仕事づくりに挑戦する

など、それぞれの家庭に合った働き方をつくっています。「今までと同じ仕事をそのまま続ける」だけではなく、移住をきっかけに仕事そのものを組み替えている方が多いのも特徴です。


リモートワークできる場所もあります

自宅以外で仕事をしたい場合、田辺市や中辺路周辺にも少しずつ選択肢があります。カフェや宿泊施設のワークスペースのほか、田辺駅周辺にはコワーキングスペースもあります。和歌山県立情報交流センターBig・Uなども、静かに作業をしたいときの選択肢になります。地方だから「仕事をする場所が全くない」というわけではありません。ただし、都市部ほど数は多くないため、リモート勤務を予定している場合は、自宅に仕事のできるスペースを確保しておくこともおすすめです。


下のきょうだいの保育園も早めに確認を

小学生のお子さんだけでなく、未就学のきょうだいがいる場合は、保育園選びも重要です。中辺路に住む場合は、地域の保育園に通うご家庭が多く、学園のきょうだいたちも一緒に通っています。同じ学校の家族同士で送迎を助け合うこともあり、移住直後のご家庭にとっては心強いコミュニティになっています。鮎川や上富田町、田辺市街地にも保育園や認定こども園などがありますが、施設によっては定員が埋まっていることがあります。特に年度途中の移住の場合は注意が必要です。「学校への入学が決まってから保育園を探そう」と考えるのではなく、移住を検討し始めた段階で、自治体に空き状況や申込時期を確認しておくことをおすすめします。


長期休暇中の預かりもチェック

共働き家庭の場合、もう一つ重要なのが夏休みなどの長期休暇です。普段の学校生活だけではなく、「春休み・夏休み・冬休みに子どもをどうするか」まで考えておく必要があります。うつほの杜学園でも、放課後や長期休暇中の子どもの居場所について、より使いやすい仕組みづくりを検討しています。制度は年度によって変わる可能性があるため、入学・移住を検討する際には最新情報をご確認ください。

いきなり移住せず、「住んでみる」のもおすすめです


移住は大きな決断です。だからこそ、いきなり家を決める必要はありません。可能であれば、入学前に一度この地域で数日〜数週間暮らしてみるのもおすすめです。学校周辺や中辺路、鮎川、上富田、田辺市街地など、それぞれ実際に車で走ってみると、「この距離なら大丈夫」「ここなら買い物に困らなそう」「思ったより学校まで近い」「自分たちは市街地より山側の暮らしが好き」など、地図だけでは分からない感覚が見えてきます。地域には宿泊施設も増えてきていますので、短期滞在をしながら、住まいや仕事、保育園などを探してみるのもよいでしょう。


「どこが一番いい?」より、「どんな暮らしをしたい?」

移住先を考えていると、「結局どこに住むのがおすすめですか?」と聞きたくなると思います。でも実際には、家庭によって答えは違います。学校との距離を最優先するなら、中辺路。自然も便利さも両方ほしいなら、鮎川・上富田。仕事や買い物、医療、習い事などの利便性を重視するなら、田辺市街地。それぞれに良さがあります。大切なのは、単に「学校に近い家」を探すのではなく、家族でどんな暮らしをしたいのか。そこから住む場所を考えていくことです。うつほの杜学園への入学は、子どもの学校が変わるだけではなく、家族の暮らしそのものを見直す機会になるかもしれません。ぜひ一度この地域を訪れ、学校だけでなく、スーパーに行ったり、地域を歩いたり、実際の通学ルートを走ったりしながら、ご家族にとっての「ちょうどいい暮らし」を探してみてください。