
県内から学校周辺(中辺路町)へ移住
2025年春、和歌山県内から田辺市中辺路エリアへ、母子で教育移住をしました。
私は現在、オンラインで英会話を届ける仕事をしています。
子どもは3人おり、上の2人はうつほの杜学園小学校に通っています。
末っ子は2歳で、移住初年度は旧田辺市エリアの保育園に通いました。
2年目からは、地域の保育園へ転園する予定です。
新しい環境の中で、家族それぞれが一歩ずつ歩みを進めています。
“学校に行かない”という選択から始まった、わが家の教育移住のかたち。
好奇心を大切にする教育に惹かれ、移住しました。
01.うつほの杜学園小学校を選ぶきっかけは?
上の子は、移住の前年の夏から自ら「学校に行かない」という選択をしました。感受性が強く、自由でクリエイティブな個性を持つ一方で、従来の学校環境では疲れてしまったり、自分らしさを十分に発揮できなかったりする姿があったからです。
やがて中学校進学も視野に入ってきたとき、「この子が生き生きと学ぶ姿を思い描ける場所はないだろうか」と探し続ける中で、偶然うつほの杜学園を知りました。説明会で校長先生のお話しを伺い、「本当にこんな学校があるのだろうか」と衝撃を受けると同時に、大きな感動を覚えました。ここなら、この子が本来持っている力をのびのびと発揮できるかもしれない、そう強く感じたのです。
特に印象的だったのは、探求型の学びとして、一つの問いに対して「グローバルな視点」と「ローカルな視点」の両方から深めていくという点でした。世界に目を向けながらも、足元の地域に根ざして考える。その学びのあり方はとても新鮮で、まさに私たちが探し求めていたものでした。
正直に言えば、保護者として「実際に通ってみたら合わない可能性もあるかもしれない」という不安もありました。しかし、いざ通い始めてみると、以前は宿題に向き合うのも苦労だった子が、今では自ら進んで学びを楽しむようになりました。その姿こそが、我が家にとって1番大きく、そして何より嬉しい変化です。
02.今の生活はいかがですか?
正直なところ、私自身がこれほどの大自然の中で暮らすことになるとは思っていませんでした。実際に移住してみると、子ども以上に親である私の方が癒されていると感じることがあります。雄大な景色を眺めるたびに、「ここへ来て本当に良かった」と思える日々です。
うつほの杜学園には移住してきたご家庭も多く、自然とコミュニティができているため、孤立感はありません。学校行事の後に集まる機会もあり、情報を共有したり、語り合ったりしながら、移住生活を前向きに楽しむことができています。
周辺には山や川、そして海があり、空気は澄み、水も清らかです。動物の鳴き声が聞こえるほど自然が身近にあり、四季の移ろいを日々感じながら暮らしています。地域の方々も暖かく、日常生活で大きな不便を感じることもありません。自然と人の温もりに支えられた、穏やかな時間が流れています。
03.入学後のお子さんの様子はどうですか?
入学して間もない頃から、前年に「学校へ行かない」という選択をしていた姉は、「楽しくて仕方ない」と感じている様子でした。以前は朝の準備がなかなか進まない日もありましたが、今では自分から支度を整え、毎朝嬉しそうに出かけていきます。土日になると「学校があればいいのに」と口にするほどです。
弟もまた、生き物が大好きで、学校での学びが大きな刺激になっています。うつほの探求型の学びを存分に楽しみながら、生き生きと通っています。決まった宿題がない環境の中でも、歴史の時代順を歌で覚えていたり、英語のしりとりが40分以上続くようになったりと、自ら学びを深めています。さらに、水泳の授業は苦手だったはずが、川遊びを通して泳ぐことが大好きになるほど、親として驚くような変化を日々感じています。
子どもたちが自分らしく学びに向かう姿に、大きな喜びを覚えています。
04.入学をご検討の皆様へメッセージをお願いします!
当初は、家族全員での移住が難しく、さらに持ち家もあったことから、母子での移住はまったく想定していない選択でした。けれども一歩踏み出してみて、環境は「与えられるもの」ではなく、「自分で選び取るもの」なのだと実感しています。
子どもが生き生きと毎日を過ごし、親である私自身も心が満たされていく。その積み重ねが、自然と親子関係にも良い影響をもたらしてくれました。現在は夫も脱サラし、家族全員で「自分の人生を自分で選ぶ」という挑戦を重ねながら、理想の暮らしに少しずつ近づいています。その過程そのものを、面白く、かけがえのない時間だと感じています。
もし、少しでも興味があれば、ぜひ一度現地を訪れ、空気や景色を肌で感じてみてください。きっと、言葉だけでは伝えきれない何かを感じていただけるはずです。